バラスト水条約の発効が確定

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少しずつ日暮れの時間が早くなり、秋の気配を感じます

9月は雨が多くて月を見る機会もあまりありませんでしたが、

今年の中秋の名月はほぼまん丸でぼんやりと美しく光っていました。

ニュース担当高橋です。

海洋の9月のニュースと言えば、「バラスト水管理条約、2017年9月8日に発効決まる」でしょう。

9月8日にフィンランドが同条約に批准し、その結果、同条約の批准国数は52ヶ国、批准国に登録されている商船船腹量の合計は35.1441%に達したことから、同日付けで同条約の発効要件を満たしたことをIMOが正式に発表しました。

(条約の発効要件は30ヶ国かつ35%以上の合計商船船腹量)

来年2017年の9月8日に正式発効の予定です。

2004年に採択された、バラスト水処理装置の搭載を既存船にも義務付ける同条約は、海運業界に与える経済的な影響が大変大きく、そのためIMO加盟国の批准が進みませんでした。採択から12年。ようやく発効にこぎつけたという感じです。

独自に基準を設けているUSCGの問題もありスッキリとはしきれない部分もありますが、私たち日本船舶表示ではこれまで以上に船主様、船舶管理会社様を3D-MDSのサービスでしっかりとサポートしていきたいと思います。


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弊社3D-MDSの詳細は、こちらのページまで。

季節の変わり目、体調をくずすことのないよう、皆様ご自愛ください。