このページでは、耐候性、視認性など日本船舶表示の船舶銘板の品質についてご説明します。

高い耐候性・耐久性

船舶上、とくにデッキ上などの暴露部は、海水が押し寄せるだけでなく、強い日光や紫外線、大きな温度差、風雨、洗浄作業など文字通り非常に過酷な環境です。どんなに最新の技術でも、またどのように素晴らしい表現力があっても、瞬く間に色褪せてしまうのでしたら、何の意味もないだけでなく、船舶の安全な航行にすら支障を来しかねません。

日本船舶表示のメタル銘板は、樹脂コーティング部分が金属表面を良好に保護。耐候性・防錆性・耐摩耗性に優れています。

さらに、樹脂成分に含浸された汚染防止剤及び UVA が、退色の原因となる紫外線を効果的にカット。船舶という厳しい環境に対応しました。もちろん、図面の掲示に用いても紙のように黄ばむことはありませんし、エッチング工法のように塗装部分のインクが剥落し、部分的に判読不可能になってしまうようなことは構造的に起こり得ません。この性能の高さは、JIS耐久性不燃試験、沿岸暴露部長期実績(五年越)で検証済みの他、中国塗料株式会社大竹研究センターによる耐候・防食性評価試験、三菱重工業長崎造船所におけるエッチング銘板との比較検証などによっても確かめられています。

すぐれた視認性と表現力

日本船舶表示のメタル銘板は、高精細な出力が可能な最新のインクジェットプリンタを使用しますので、既成の製品と同じデザインの場合であれば、視認性は同等です。もちろん、文字数や色数で価格が変わらないという特性を生かし、カラーを用いて系統別に色分けするなど、さまざまな表示を、更に分かりやすく、間違えにくく、親しみやすくすることが可能。オペレータの誤作動防止にも貢献します。このうような昇華熱転写ならではの多彩な表現力を活かした日本船舶表示のメタル銘板は、暴露部・エンジンルームから客船の客室部に至るまで、使用される場所を選びません。

現代にふさわしい環境性能

地球環境の悪化が徐々に深刻になりつつある現在、企業としての社会的責任を果たすためにも、製品だけでなく、使用する素材にまで高い環境性能が求められるのは当たり前です。日本船舶表示の銘板のキーテクノロジーである昇華熱転写はシンプルでクリーンな製作工程が持ち味。化学処理工程が必要ないだけでなく、使用しているインクには鉛や銅などの有害物質は含まれません。また、メタル銘板製品は、通常のスクラップ処理が可能です。アクリルのような産業廃棄物ではありません。

現在多く利用されているエッチング工法を用いた製品と比較してみると、違いは明らかです。フィルム製版を必要とするエッチング工法は、エナメルインクだけでなく、製作の過程で感光・洗浄・腐食などに有機溶剤、感光材や塩化第二鉄、更には鉛系の化学薬剤を必要とし、これらの物質を廃棄しなければなりません。一方で昇華熱転写技術を用いる日本船舶表示の製品は、最新の技術にふさわしい環境性能を備えているのです。

最新の日本工業規格 (JIS F0104) に準拠

日本船舶表示株式会社は、舶用銘板のリーディングカンパニーとして、日本船舶技術研究協会 (JSTRA) の船舶銘板の設計基準JIS化の委員会にメンバーとして参画。このプロジェクトは、平成20年3月31日、新たに制定された JIS規格として結実しました。

日本船舶表示の船舶銘板は、新たに策定されたこの JIS F0104 (日本工業規格:船用銘板設計基準)に準拠しています。



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